介護と紙パンツ選び

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こんにちは。NAKOです。

我が家には要介護1の義母がいます。介護保険の申請からまだ2年弱ですが、物忘れがかなり増えました。

中でも困っているのが尿失禁。尿意に気付けないようで紙パンツが必須ですが、使い方が分からなくなるのが問題です。動けるうちは一人でも対応できるようにすることが現在の我が家の課題です。

紙パンツの種類(自分で替えられる場合)

大人用の紙パンツも一見同じようで様々な種類があり、どれがよいのか迷います。初めて購入を頼まれ時は、何を買えばよいのか基準にするものが全くわかりませんでした。本人からは「安ければ何でも良い」と言われたので、ネット情報を参考に下記情報をチェックしました。

〈形状〉

パンツ型とテープで止める型があります。自力で替えられる場合はパンツ型の方が使いやすいようです。

〈サイズ〉

SS、S、М、Lの種類があります。各メーカー、ウエストが何センチ〜何センチの表記もあるので、まずは範囲内のサイズを選ぶと良いですが、実店舗ではМとLが主流のようで、S以下はなかなか見られません。伸縮性が良いので多少大きめでも履けますが、尿もれパットを併用していても寝ている間に背中に漏れてしまうことがありました。合うサイズがない場合は取り寄せか、ネット通販の利用も考えた方が良いのかもしれません。

〈吸収量〉

主に2回、4回、5回、といった表記があります。各メーカー、ほぼ1回150ccで計算しているので、尿量や取替状況によって選びます。一回の尿量が少なくても取替を忘れる場合や一気漏れがある場合は多めを選んだほうが良いかと思います。ただし、吸収量が多くなるほど単価は上がります。

〈特徴〉

ウエスト長め、ボクサーパンツ型、男女兼用、前後フリーなど、それぞれに特徴があります。女性専用、前後フリーは近くのドラッグストアではほぼ見かけられなかったので、ネット通販か取り寄せになるかと思います。

履き間違いいろいろ

夜中など自分で履き替える場合に思いも寄らない履き方をするので、間違いを回避できる方法の模索が追いつきません。

〈前後逆に履く〉

後ろの方が膨らんでいる形が多いので、空洞が開いて漏れやすい。お尻側に【うしろ】と表記してある商品もあるけど、薄いためか見えない、もしくは見ても足を反対の穴に通して逆になる。「右足は右の穴に通す」が出来ていない。前後フリーのパンツが良さそう。

〈表裏逆に履く〉

外側は防水なので尿は吸収されない。何故ひっくり返して履くのか疑問でしたが、「右足は右の穴に通す」を意識し過ぎて外側から足を入れてしまうっぽい。裏側にはっきりとした色付きの誘導があったらいいな。

〈片足側に両足を入れる〉

パット部分が身体に沿わないので尿は吸収されないし、足を出す穴は小さいので破れる。やっぱり裏側に色付きの誘導があったら回避できそう。

〈片足だけ履いている〉

パット部分が身体に沿わないので尿は吸収されない。履く途中で諦めたのかもしれない。両足履いていることもあったので、片足につき1枚と勘違いしていたかもしれない。

〈汚れたパンツを脱がずに新しいパンツを履く〉

先に履いていたパンツの吸収上限量を超えれば漏れる。もしかしたら、一度脱いで履き直しているのかもしれない。経緯は分からないけど、脱ぎ忘れか、新しいパンツを履くことだけ気にしていたと思われる。

〈ズボンの上に紙パンツを履く〉

ズボンの中にも履いていれば問題ないけど大抵は履いてないから毛細管現象によりズボン以外も濡れる。奥にしまっておいた布パンツをわざわざ出して紙パンツの下に履いていることもあったので、布パンツは紙袋に入れて見えなくした。

〈汚れた尿もれパットを外さず新しいパットを入れる〉

重みでパンツがずれるので漏れる。新しいパットを入れることだけ気にしていたと思われる。

〈尿もれパットを裏返して入れる〉

尿もれパットも裏側は防水なのでもちろん漏れる。肌にのりが付くので「このパットは外すときに痛いからダメだ」と文句を言われる。パットも裏表で色が違うといいな。「パンツに貼る方」と大きく文字を入れるとか。薄い模様では見えないっぽい。見てもいないかもしれない。

〈尿もれパットをパンツの外側に貼る〉

パンツを間違いなく履いていれば問題ないけど、複数貼ると厚さと重みでずれる。

〈紙パンツを履かずに尿もれパットをつける〉

尿もれパットの位置が安定しないので役割を果たさない。

〈ズボンの上に尿もれパットを貼る〉

パンツを間違いなく履いていれば問題ないけど大抵は履いていないから漏れる。

ーーー書き出してみてわかったことーーー

最近、毎回「ややこしい」と言われていましたが、なるほど、確かに紙パンツを履くにも『パンツの履き方』の基本情報がなければ考えることが多いかも。わざわざ変な履き方して、そっちの方が面倒くさいのにと決めつけてしまっていました。

  1. まず、出るものは出し切ってしまう。
  2. 新しい紙パンツと尿もれパットを用意する。
  3. 安全に腰掛けられる場所に移動する。
  4. 紙パンツを下ろし、尿もれパットを外す。尿もれパットがない場合、もしくは簡単に取れない場合はむしり取らず、紙パンツを脱ぐ。
  5. 尿もれパットだけ外した場合は【6】〜【11】を飛ばして【12】へ進む。
  6. 紙パンツを脱いだら安全な場所に腰掛ける。
  7. 新しい紙パンツは腰に来る方を上にする。
  8. 【うしろ】と書かれている方を見える側にする。
  9. 上の穴から中を覗き、左右の足の穴を確認する。
  10. 左足を上の穴から通し、左の穴から出す。
  11. 右足を上の穴から通し、右の穴から出す。
  12. 新しい尿もれパットを紙パンツの中に貼る。のりがついた方、もしくはマジックテープがついた方を紙パンツの中へ貼り付ける。
  13. 紙パンツを腰まで上げて整える。

結構な工程です。ひとつ重要視すると、後のことを忘れてしまうのも仕方のないことかもしれません。

イラストを描いて貼りたいのですが、絵心がないので難しいところです。

購入について

紙パンツはドラッグストア、品揃えの良いスーパー、ホームセンター、ネット通販などで購入しています。メーカー、種類によって、同じチェーン店でも支店によって価格が異なるので、まずは各店舗でリサーチすることをお勧めします。

ネット通販の場合、まとめ買いで単価が安くなることがありますが、結構嵩張るので宅配ボックス利用の方は要注意です。置き場の確保も必要です。(実際に6パックセットを購入して置き場に困りました)

サンプルが欲しいと思いますが、実店舗ではあまり販売されていません。ネット通販なら少し種類があることと、メーカーが試供品を出している場合もあるので、気になる商品はまずメーカーの公式サイトを確認することをお勧めします。

我が家の場合

我が家は4回吸収の低価格なPB紙パンツを基本に購入しています。

背中に漏れると言われてウエスト長めにしたりサイズを変えてみたりしましたが、そもそも履き方が間違っているので、どの紙パンツにしても変わらないのではないかとコスト重視に落ち着いたのです。

でも、やっぱりサイズがやや大きいからなあ。。。

先週、Sサイズに変えてみたのですが、濡れたパットを支える力が足りなかったのか、朝方に漏れてしまっていました。冬場に毎朝布団を洗うのは大変なので何とか改善をしたいものです。防水シートを敷いても何故かないところにお尻を置いて寝ているので、わざとではないかとも思ってしまいます。

閑話休題。

自分で履くと必ず前後を履き間違えるので、それも気になっていました。以前試した前後フリーの紙パンツは2回吸収でSサイズ以下がなかったので不採用としていましたが、先程探してみると4〜5回吸収のSサイズがありました。

次はこれを試してみたいと思います。先程購入したところなので、使用後、また追記をします。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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